子どもの自信には2種類ある


三笠書房 「アドラー博士の子どもに自信をつける魔法のしつけ」より以下 引用

”プライド”が満たされないと人は自分を
嫌いになってしまうことがあります。 子どもが自分を
嫌うのは、友達との競争や比較が原因になっていることが
多い様です。「友達には出来るのに、自分には出来ない」と
感じてプライドが満たされないケースが殆どと言ってよいでしょう。
 いっぽう、自尊心は、他人との比較や競争によってでなく、
自分自身で自分の価値や順応性を認めて、世の中の役に立つように
力を尽くすことで満たされます。したがって自分以外の自分や
社会一般の通念によって傷つけられたり、左右されたりする
ものではありません。

先日、妻と息子と外食に行って参りました。
就職祝いもあり、息子に奢ってあげる場だったのです。
この際、息子が 意外と高価なメニュー以外を選んだので
妻が「遠慮しなくて良いよ。」と言ったのに対し
息子が「いいよ これが好きなんだ。」と応じていました。
妻は息子の遠慮と察して、声をかけたのですが
実際には、息子は遠慮でなく自分の欲しいもの(価値を感じるもの)を
選んだと事でした。 これって、引用した文章の中の自尊心と
共通するものがあると思うんですが如何でしょうか?
価格と価値、社会通念と自己価値観とは この様なことなのでしょうね