ご家庭でのマネー教育(1)


今日は、先日もご紹介しましたご家庭でのマネー教育について
皆さんと考えてみたいと思います。

まず、今年から高校生の授業にマネー教育が加わることとなりました。
一部には遅すぎるという声もあるようですが 何故、授業として
採用されることになったのでしょうか・・?

この背景を考察するに、「お金の人生設計」という視点から考えてみると
理解しやすいように思います。
皆さんはご自身の人生設計を図にしたことはありますでしょうか?
多くの方はご経験がないと思います。
具体的には、FPなどに相談すると「キャッシュフロー表」という
資料を作ってくれると思いますが、大凡このキャッシュフロー表が
それにあたります。
ご自身の様々な人生イベント(就職、結婚、子育て、持ち家等々)と
収入の関係を整理し生涯の金融資産をシュミレーションしたものです。

で、話を高校でのマネー教育に戻しますが、大凡20世紀までは
この人生設計を国が作って 国の社会保障制度で国民の殆どは
護られていたのです。

ところが、「少子高齢化」「経済の低成長化」「バブル崩壊」等の
環境変化により 国が設計していた”人生設計図”が機能しなくなって
しまったことが非常に大きいと思われます。
この変化は、今後 日本で生きていく私たち及び子ども達にとって
とても大きな影響を及ぼす出来事となります。

この大きな影響 ひいては、ご家庭での子育てにどの様な影響を
与えるのかについて次回記事にてご紹介させて頂きます。