褒める・叱るの背景にある親の心(2)


前回の投稿でご紹介した親の子どもを支配、コントロール
しようという心についてですが、お子さんがまだ幼く
体力的にも親に対して劣っている時は 問題が顕在化
しませんが 例えば思春期、お子さんの体格が親を上回る
様な状況がいずれ来ます。

そうなった時にも この様な親の我が子をコントロール
したいという願望は子どもに対して通用するものでしょうか?
大方の子どもは 親にコントロールされるのを嫌がる
ことは容易に想像がつきます。
(思春期になっても、聞き分けの良い 親の言うことをきく
子どもというのも また違った意味で気になりますが…)
そして親子関係は難しいものとなるのが想像されます。

こんなお話をすると 兎角、出てくるご意見が
幼い時期にはコントロールして ある程度の年齢になったら
コントロールしない様に関わる と言われる方がいます。 笑

でも、これ少し安易すぎませんでしょうか?
幼い頃に親のコントロールが強いと 子どもの心には
自律心が育まれなくなります。そうして思春期を迎えた時
そのお子さんに 効果的な意思決定力が身についているでしょうか?

子どもの心の育みには時間がかかります。
言いかえれば 幼い時期からの日々の積み重ねが
お子さんの心を育んでいきます。
三つ子の魂百まで との諺もあります。
できるだけ幼い時期からの親の関わり方が大切なのだと思います。