バックワードとフォワード


カウセリングの学びを続けていると自分自身に
知らず知らずに身に付いていた思考の流れが
ある事に気付かされます。

私の場合はバックワードで考える癖が付いていたようです。
いつ頃からこの思考の癖がついていたのだろうかと
振り返ると…
う〜ん 思い当たるのは数学の授業でしょうか?
学生時代 数学の問題を解くのがパズルを解いているようで
楽しんでいたのですが 大凡の答えが見えてくると
そこからバックワードで解を導こうとしたことは
よくやっていたように思います。
この解き方を覚えると通常のフォワードな解き方と比べて
遥かに効果的に答えが出てくるので面白かったのを
記憶しています。

社会人になってからもゴールを明確にして
バックワードでマイルストーンを立て
そこを目指してプランニングする
そんな思考を職場でもトレーニングされていた様に
記憶しております。

そんなこんなで このバックワードで考える思考方法は
私の整理された行動となり無意識にでる思考方法と
なっていたようです。

でも、このバックワードでの思考は
ことカウンセリングについては使ってしまうと
なかなか上手く行かなくなってしまうようですね

カウンセラーの心構えとしては
まず、クライエントの想いを丁寧に聴き共感すること
から入る必要があります。
クライエントから聴いた状況をカウンセラーの認知で
カウセリングを進めてしまおうとすると
クライエントの認知とズレが生じていた場合(多くの場合ズレています)
その後のカウセリングは カウンセラーの誘導に陥りがちと
なってしまいます。

改めて心理学の奥の深さに触れた想いがして参りました。