基礎工事の修復


先日、思春期の子どもたち心の診療を行ってる医師の言葉が
ある本に書いてあったのを目に致しました。

思春期の子どもたちの心の診療をしていて しばしば「空しくなる」と…
それは、思春期の子どもたちの臨床医の仕事というものが
「幼児期の子育ての手抜き工事を修復しているのに近い」と…

その作業は大変な作業なんだそうです。
子ども自身も大変な努力を要しますし、
周りの方も多くの協力をするのですが
なかなか成果は上がらないのだそうです。
建物の建設プロセスをイメージすれば容易に
イメージ湧きますね。

で、その原因はというと やはり殆どが
「幼児期の子育ての手抜き」だとか…

ここでいう「手抜き」とは大きく分けて二つあるようです。
一つは、子育てへの無関心
そして、もう一つは過干渉
無関心は兎も角、過干渉を手抜きと表現するのは
違和感を感じる方もいるかも知れませんが
やはり 思春期医療に携わる方から観れば
同様の見方になるということなのですね。

この時期の子どもの心のこと 子どもとの関わり方について
親が出来るだけ早い時期に真剣に学ぶ必要
あるのではないでしょうか・・?

子育てに正解はないと言われます。
私たちも そう考えております。
故に、私たちの考え方が正しいとは申しませんし
私たちの考え方を押し付ける気もございません。
私たちに出来ることは 私たちの考え方に興味を持って頂ける方々に
情報提供をすることのみではありますが
もし、ご共感頂ける様であれば 少しでも早く
学びの場にご参加頂きたく願います。