子ども食堂キッズハピネス次年度への思い(3)


今年1月から始めた子ども食堂・キッズハピネスも既に
前回9月で5回を数え、次回11月で1年となります。
この間にも様々なエピソードがありました。

まず、集客についてです。
第一回は、認知度も低いので集客には当然苦労することは
容易に想像できました。ですので、知人でお子さんのいる方たちに
来場をお願いしたりもしたのですが、やはり3家族8名のご来場でした。
カレーライスが随分と余ってしまい 料理長に苦労をかけてしまったこと
忘れられない記憶です。しかし、チラシや 前回記事にも書きましたが
様々な方のご支援もあって 天候不順等があっても順調にご来場頂ける
様になって参りまして、7月・9月は定員の20名をオーバーする迄に
なって参りました。

子ども達との心温まるエピソード
第三回(5月)の食堂の時だったと思います。3回目ともなりますと
この回から頃から 用意された4つのテーブルに入りきれず
テーブルの空くのを待って頂くご家族が出始めました。で、その待って
頂く時間で お母さんと娘さん二人(小2と小4?)のご家族に 私の
ウェルビーイング講座児童版を聴いて頂きました。 また、この回から
調理ボランティアの方が 趣味のお菓子作りから 食堂の子ども達に
一品手作りのお菓子を提供してくれるようになり、この会では
クッキーを創って来てくれました。
そして、この姉妹がテーブルについて食事をしていた時
妹さんの手元に1つだけクッキーが置いてあったのを見つけたので
私が「あれ これ食べないの? 美味しいよ!」って声をかけると
この小2生が「これね うちに帰ってお父さんに上げるの・・」って
言うんです。で、僕は「わー凄い!」って言うと 今度はお姉ちゃんが
「私のを二人で半分っこしたの お父さん喜ぶかな~?」って・・
何か 僕は涙が出てきそうになっちゃいました(笑)
そして、他のご家族の子ども達も帰り際に元気な声と笑顔で
「美味しかった! ありがとう!」とスタッフに言って帰っていくんです。
私たちの子ども食堂が 感謝と笑顔を創造するスペースになって参りました。

地域の大人と子ども達との触れ合いの場づくり
第4回(7月)から掛川ロータリークラブと私たちキッズハピネスとの
コラボレーション企画がスタートしました。7月は廣岡さんの読み聞かせ
9月は尾崎さんの万華鏡作りです。2回とも子ども達に大好評で
食事前・食事後の子ども達が入れ替わり立ち代わり廣岡さん・尾崎さんの
周りに集まっていました。廣岡さんの優しい声での語り掛け
自分の作った万華鏡を得意げに覗き込む子どもたちの笑顔が印象的でした。
次回、11月は おばあちゃんと折り紙を企画しております。
是非 ご期待ください。

残された課題
ここまで、多くの方たちのご支援を頂け 私たちが当初想定してきた以上に
子ども食堂・キッズハピネスの活動は順調に立ち上がってきたように思います。
ご支援・応援頂けました皆さん 本当にありがとうございました。
次回 記事では ここまでやってきて積み残した課題と来年以降活動の展望に
ついて ご紹介させて頂きたいと思います。