年の近い姉弟 上の子へのフォローの仕方は・・?


先日のぬく森子ども園さん一歳児向け講演会にて頂いたご質問からです。
「年の近い姉弟 上の子へのフォローの仕方は・・?」について考えてみたいと思います。
まず、ご質問の内容が 質問者の方の意図と合致しているかどうか今一確信もてませんが
この手のご相談でとても多いご質問を想定して お応えさせて頂きますね。

特に多いご質問は、良く言われる”赤ちゃんがえり”です。
赤ちゃん返りは、我が家の上の子にもあったのですが・・
下の子が生まれると、親(特にお母さん)の関心はどうしても
下の子に比重高く向きます。すると、下の子が生まれる前は
100%の関心・愛情を自分自身に向いていると感じていた上の子は
とても不安を憶えるようになります。
また、自分のものと思っていたベビーカーやお母さんの膝の上も
下の子に取られてしまった様に感じられてしまいます。
この様な心理が上のお子さんの心の中に産まれてくると
上の子は どの様な行動を取りがちになると思われますか?

上の子がこの様な心理にある時に起こりやすいのが
「赤ちゃん返り」と呼ばれる行動です。 具体的には、親(特にお母さん)を
困らせるであろう行動を取ります。何故、その様な行動を取るか分かりますか?
その際の心理は、「親(お母さん)の関心を自分に向けたい」です。
結果、決して親に褒めて貰える行動は選択しません。
洗濯するのは、親を困らせる行動です。何故なら、困らせれば100%
親は自分に関心を向けてくれることを 子どもは学んで知っているからです。
ですが、その際に親(特にお母さん)がとってしまいがちなのが
「叱る」「怒る」等です。 でも、この関わり方は逆効果なのです。
上のお子さんの気持ちは、「もっとお母さんの関心・愛を感じたい」なのですから・・

ですので、この様な赤ちゃん返りと思われる行動が上の子に見受けられたら
決して、怒ったり叱ったりするのでなく お母さんの愛情を注いであげてください。
具体的には、毎日15分程度で良いと思います。この時間は。下の子は置いてでも
上のお子さんとだけの時間を 毎日とってあげて欲しいのです。

如何でしょうか? 果たして、ご質問頂けていた方のご質問に沿ってられたでしょうか?