心が折れそうになった時に・・ 投稿日: 2022-02-26 投稿者: %s yamachan 先日、埼玉県立大学の秋山先生の講演をお聴きする機会がありました。 先生は医療現場で働かれている看護師さん向けにコンパッションについて お伝えされている方です。 今回、お聴きした講演で特に私の心に残ったお話の一つが・・ コロナ禍にあって医療現場を支えられている看護師さん達の心のケアのお話でした。 皆さんもご存知のように凡そ2年前に伝染し始めてコロナによって社会は 厳しい状況にあります。中でも、医療現場の窮状は何度かマスコミ等でも 紹介されています。そして、コロナ感染の厭らしさの一面が 今回第6波という 様に、一度収まった様に思えても、また形を変えたウィルスが発生し繰り返し 蔓延の波が押し寄せてくることです。 過酷な労働現場で働き、やっと流行が終えたかと思ったら”また!”が 何度も何度も波の様に押し寄せ終わりが観えない状況の中で医療現場の皆さんが 闘われているという現実です。 お話を伺っているだけで看護師さんたちの心の痛みが伝わって参りました。 この様な過酷な状況の中ですので やはり仕事に対して心が折れそうになる方も とても多い様なのです。こんな中、秋山先生が 現場で働かれている方々に お伝えされているのが、「過去と未来 を視ずに”今”にだけ集中しましょう」 というメッセージだそうです。 もうこれ迄に何度 乗り越えて来ただろう・・ あと、何度乗り越えたら終わってくれるのだろう・・ 等々に思考が巡ると 誰にもコントロール出来ないことなので、 強い焦燥感、無力感等を感じてしまい 看護師さんご自身の心の状態も厳しいものになってしまいがちです。 そこで先生は 「今、目の前の出来ること・医療に集中する」ことの大切さを お伝えされているとのことでした。 私たちの心に変調をきたすときは、この様に過去の怒り、後悔 将来への不安が 心の中を堂々巡りしはじめることにより起こることが多くあります。 そんな時に 効果的なのが コントロールできない過去、未来に振り回されず、 唯一 コントロールの効く「今」に思考を集中することなのです。 そして、この思考トレーニングに有効なのがマインドフルネスです。 Tweet