幸福学を学ぼう(5)


前回記事の続き

  幸福優位7つの法則 その3「テトリス効果」
   ストレスや失敗や悪いことばかり注目するパターンが脳の中に出来上がってしまうと、
   挫折への道に自ら追い込むことになる。
   この法則から、脳を再訓練して肯定的なパターン(ポジティビティ)を探せば、
   どんな状況からもチャンスが見いだせると言うことを学べる。

  私たちのDNAには生まれながらにして、生存本能が埋め込まれています。
  この生存本能は、私たちが自らの身の安全を守るために、危険に対する予知能力となって私たちの身を危険から守ろうとします。
  この生存本能から、私たちは生まれながらに 不安・恐怖に対する思考回路が繰り返しトレーニングされることで、「ストレス・失敗・悪いことばかり」に注目するパターンが脳の中に出来上がってきています。
  が、この思考パターンの副作用として 不安を警戒する余り 周りの出来事をネガティブに観る思考がトレーニングされ鍛えられてしまうことです。結果、私たちの思考は心配性になってしまいます。

  そこで、この逆の思考回路トレーニングをするのが「テトリス効果」です。
  具体的には、毎夜 就寝前に”今日一日身の周りに起こったポジティブなこと”を3つ思い出して日記帳に書き留める。
  ここで、取り上げる出来事は決して大袈裟なものでなく 些細なこと(通常良く起こること)を取り上げるのがポイントです。
  その、理由としては 
 1.大袈裟なものばかり探していては、続けることが苦しくなります。
   結果、続けられなくなりトレーニングにならなくなってしまいます。
 2.続いて、些細な出来事に感謝する、喜びを感じることを身近な習慣にすることが、皆さんの幸福度を高めるのに非常に効果的なのです。

では、次回は第三の法則についてご紹介いたします。楽しみにしていてくださいね