幼児期の叱り方


先日も幼児教室に通って頂けているお母さんたちに
お話したのですが 講演等に伺ったあとにアンケート等で
講師に訊きたい事をお尋ねしてよくあるご質問の一つが
子どもへの叱り方です。

ついついイライラが高じて 強く当たってしまったり
あとになって後悔してしまうような叱り方をしてしまう方が
とても多いのだと思われます。

で、お母さんたちにお話したのは
 先ずは、子どもの気持ちを代弁してみることです。
 幼児は まだボキャボラリーが充分に持てていないので
 言葉に言い表せない感情を行動(物を投げたりといった)で
 表現してしまう事が多くあります。
 こんな時に、子どもの理解者であるお母さんが子どもの気持ちを
 代弁して 悔しかったんだね とか 辛かったね とか
 子どもの気持ちを代弁してあげることで 子どもには
 判ってくれている 共感してくれているという理解が生まれます。
 これにより 普段は気難しく強情な子であっても素直に心を開きます。

そして、共感のステージが終わったら 子どもの取った行動のここが
 いけないところだよ をシッカリと伝える必要があります。
 この場合、やめなさい とか ダメです といった否定の表現を使うのでなく
 お母さん自身の気持ちを伝えるのが良い様に思います。
 ○○な行動はお友達に迷惑だから・・お母さんは○○にして欲しくないの とか
自分のだお好きなお母さんお父さんの嫌がることを 僕はしたくない と
感じさせるのが良い様に思います。

ついつい感情的に子どもに当たってしまう事も多いように思いますが
先ずは、大人目線でなく 子ども目線で子どもに語るのが
効果的なのではないでしょうか・・・