マインドフルネス 基礎・実践講座


昨日、マインドフルネス 日本での第一人者である
早稲田大学 越川先生が来静されての講座が開催されると
いう情報に接せられたので行って参りました。
五時間の講座でしたが、期待通りの内容でとても面白く
なるほど… なるほど〜 と頷いたりとても楽しい講座でした。

講座の中で特に印象的だったのが
「することモード」と「あることモード」です。
することモードとは、自分の考えている理想と現実世界で知覚した
情報とののギャップを課題と捉え
この課題を如何に埋めていこうかとする対処の仕方で
この場合、現実世界を知覚した際にネガティブな解釈と共に
否定的な思考に陥り(選択し)やすく
この行動メカニズムの中では更なる不安や怒りの連鎖へと
繋がり鬱や精神疾患などに陥りやすくなります。

これに対し「あることモード」での対処は
自分の知覚した情報に意味付けをせず在るが儘に捉え
心の中にスペースを広げ その中にそっと置いておきます。
例えば、「妻に嫌なことを言われた」でなく
「妻が◯◯と言うのが聞こえた」という様に意味付け
解釈を一切付けずに感じたまま透明の状態で心に置いておく
スペースを作り そこにそっと置いてみる と言う情報処理の
仕方になります。
これができる様になると衝動的な犯罪に走ってしまったり
周りにイライラして当たってしまったりなどなど
といった問題行動を自身でコントロールできる力がつきます。

私たちは、日常 「することモード」でばかり情報処理を
している為にストレスに悩み、更なる不安や怒りを深めて
しまいますが、この「あることモード」も身につけ自身で
2つを使い分けられる様になるとイライラ等からも解放され
人生を生き易いものにしてくれるということです。
ここで大切なのは「することモード」を否定はしていないということ
この二つの存在を知り使い分けられるようにするということです。

そして、この「あることモード」を身に付けるトレーニング
方法として注目されているのが“マインドフルネス”なのです。

今回の学びはとても新鮮で興味深いものでした。
また、カウセリングのknow-howを磨く上でもとても有効な
学習になると認識できました。今後
更に学びを深め会得したいという欲求が湧いて参りました。
もう少し理解を深められたら子育て心理学講座でも
セッションしたいと思います。楽しみにしてくださいね!