現実世界を視るレンズ

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私達を取り巻く現実世界で起きた一つの出来事に対して
私達は人其々違った解釈・意味付けを行なっていることに
気づくことはありませんでしょうか?

例えば、子どもの体験を例にとると
小学生A君は新しい学校に転校してきたばかりだったので
親しい友達がまだいません。
そこで、A君は新しい学校では僕にはずっと友達が出来ないのでは…?
と不安になり日頃の行動・振る舞いが内向的になっていきました。
一方、B君も転校してきたばかりで親しい友達がまだいません。
でも、B君はそんな自分の今の状況を
転校してきたばかりで親しい友達がいないのは至極当然
すぐに前の学校の時のように親しく付き合える友達ができるだろうと
考え クラスの中で自分と気の会いそうな子は誰か…
じっくり観察し少しずつ周りのクラスメイトと関わりを持っていきました。

この少年AくんとBくんを例にとると判るように人は同じ環境にあっても
その状況の捉え方には様々ということは日常当然のようにあります。
またこの少年AくんとBくんの例でも判るように 自らの状況の捉え方で
二人の少年のその後の行動、感情、周りの子どもとの関係性はガラリと
違ったものになってきます。
結果、その後の二人の状況は全く違ったものになることは容易に想像できます。

では、この全く同じ環境にあってAくんとBくん二人の解釈の違いは
一体どこから来るのでしょうか?
その原因は 私達人其々が違った「心のレンズ」を持っているからと
考えられます。例えば、Aくんは青色レンズ Bくんは黄色レンズ
といった具合に もちろん青であっても 濃いもの薄いもの
紫がかったもの緑がかったものと人其々様々な色を持っています。
では、この人其々の色の違いはどこから生まれるのでしょうか?

この続きはまた次回とさせて頂きます。